大会最終日は、分科会の続きから始まりました。
前日の流れと同様に、進行役が発表者の実践報告をもとにした問いを投げかけていきました。
グループでそれぞれの意見を交換し、そこで修正した自分の意見を全体ディスカッションで発表してもらいました。
ディスカッションの要所では助言者の先生方に的確なコメントをいただき、話し合いがぐっと深まった
ように感じられました。
分科会総括では、三澤一実先生によって「なぜ高等学校に美術、工芸教育が必要か」という大きな問いに対する福井大会のまとめがなされました。
このような分科会の段階を経て、参加者それぞれの内に、これから自らの美術、工芸教育の方向性を示すものが見つかったり活力が芽生えたりしたならば、分科会としては成功です。分科会総括の後は、総会を含む閉会行事が滞りなく行われました。
*********************************** 午後は、希望者を対象に、越前伝統工芸研修が行われました。「うるしの里ツアー」と「和紙の里ツアー」の2つのコースは
どちらも定員満員。バスで現地に移動し、普段は見ることができない工房を見て回りました。
職人から直に聞く説明や間近で見る作業の技術に、参加者はみな興味津々だったようです。